SHANLING UP4の音質レビュー

SHANLING UP4の主な操作方法


 
操作方法が少しわかりにくいので主な操作方法を書いておきます。
 
電源オンオフ
USB-DACとして使う場合はケーブルで繋いでから右側面のボリュームボタンを長押しで電源が入ります、電源を切るときはもう一度長押しします。

ゲイン切り替え・デュアルDACモード
上部のボタンをダブルクリックでゲイン切り替えと高音質のデュアルDACモード(シングルエンド3.5mm接続時のみ)を選べます、ボタンを押すごとに青(ローゲイン)緑(ハイゲイン)黄(デュアルDAC)のランプの順で切り替わります、説明書にはデュアルDACモードはboostと記載されていて表記に一貫性が無いのでわかりにくいです、シングルクリックで現在のモードの確認もできます。
 
Bluetooth接続
電源オフ時にボリュームボタンを5秒長押しでBluetooth接続モードになります、スマホなど接続したい機器の設定からSHANLING UP4を選べば繋がります。
 
デジタルフィルター設定
上部のボタンを長押しするとデジタルフィルターが設定でき、少しだけ音質が変化します。
ボタンを押すごとに青(ナチュラルサウド)緑(モニターサウンド)紫(メロウサウンド)黄(ウォームサウンド)のランプの順で切り替わります。 
 

UP4の音質レビュー

 

パソコンと接続してUSB-DACとして使ってみました、使用したのはSONYのイヤホンMDR-EX1000、AKGのK702、MEZE 99classicsです。
全体的な傾向としては温かみはあまり感じられず、冷たい金属的な音ではありませんが、硬質な音です、PCに直挿しよりも明らかに解像度や音の分離が向上します。
特別どこかの音域が強調されるわけではなく、低音が増えたりはしませんが、音の厚みや力強さが増します。
 
他に据え置き型のDAC-X6Jも持っていますが、それと同じかそれ以上の駆動力が感じられます。小さいわりに結構パワーがあるので、イヤホンとMEZE99は問題なく鳴らせるのですが、K702はかなりボリュームを上げないと聴こえないので鳴らしきれてない感じがします、ハイゲインモードにしてもそんなに変化は感じられませんでした、一応聴くことはできるのですが、K702を使うならもっと駆動力のある据え置き型のアンプに繋いだ方が良いと思います。
 

デジタルフィルターとデュアルDACモードの効果

デジタルフィルターは注意深く聴かないとわからないぐらいの微妙な違いしか感じられませんでした、黄(ウォームサウンド)で少しだけ低音が強調され、モニターサウンドではヴォーカルが聞き取りやすい感じがしましたが、殆ど違いが無いので音色の違いを楽しむとかヘッドホンやイヤホンの足りない部分、例えば低音が足りないから補うなどの使い方は出来ないと思います、おまけ程度の機能です。

一方でデュアルDACモードは音の輪郭がはっきりとしてヴォーカルも鮮明になり、音の厚みや迫力が明らかに増して誰でもわかるぐらいの違いがあります、他のモードを選ぶ意味があまり感じられないのでデュアルDACモードのみでいいんじゃないかと思うぐらいです。
MDR-EX1000と99classicsは明らかな変化を感じたのですが、K702だけは鳴らしきれてないせいか変化があまりないように感じました。

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