最終電車 PS1版 サウンドノベル ゲームレビュー

 PS1版のゲーム最終電車をプレイしたのでレビューします。

電車版かまいたちの夜?


 
 
総合評価 3点/5点満点中

テキストを読み進めていくノベル形式のゲームです。
ストーリーは最終電車を舞台に選択肢の選び方によって複数のシナリオに分岐します、電車の中に閉じ込められるというよくある密室モノです、登場人物もかまいたちの夜のようなシルエットで描かれていて、かなり影響を受けている事が伺えます。
 
メインと呼べるシナリオは比較的長いですが、かなり短いシナリオもあり、攻略サイトを見ながらやれば、おそらく5時間ぐらいでクリアできると思います、ボリューム的にちょっと物足りないです、因みにPS2版の最終電車はシナリオが追加されているのでPS1版よりボリュームが多いらしいです。
 

グラフィックと音楽

グラフィックは初代PSのゲームなので今見ると大したことないように思いますが、当時のゲームとしてはきれいな方ではないでしょうか、基本的には静止画でところどころCGムービーが入ります、音楽やSEも悪くないと思います、要所で入るお経、うめき声などの効果音も良いです。
 

ゲームシステム

基本的にテキストを読み進めて選択肢を選ぶだけです、選択を誤るとバッドエンドになります。
選択肢のあるポイントでのみセーブができますが、セーブするためのしおりに限りがあるため効果的にセーブしないと何度も同じテキスト読まないといけなくなります、スキップ機能は残念ながらありません、テキストを読み戻す事はできます、文字を読みやすくするために背景を手動で暗くすることもできます。
フローチャートで自分がどこのシナリオのどの部分を読んでいるのか凡そわかるようになっています、フローチャートを使って好きな場所に移動することは出来ません。

難易度

ボリュームが少ないので必然的に選択肢やバッドエンドの数も少なく、よく考えて選択肢を選べば普通にクリアできますし、セーブポイントからやり直せるのでそんなに難しくはないです。

どれぐらい怖いか

一部にグロ表現がありますが、シルエットなのでそこまでの恐怖は感じませんでした。
シナリオによってはホラー的な怖さよりも事件解決のためのなぞ解きに重点が置かれているものや、恋愛ものなど全く怖くないシナリオもあるので全体的には怖さはそれほどでもなかったです。 

まとめ

サウンドノベルが好きなので結構楽しめました。
ストーリーと音楽がなかなか良く、文章も冗長だったり、変な点がありませんし、読みやすかったです。
シナリオごとに全く違う印象、展開になるのも良いのですが、ボリュームの少なさが一番気になりました、中古で大体1000円以内で買えるので値段分は十分楽しめる作品です。

スポンサーリンク