ワイヤレスイヤホンのSOUNDPEATS(サウンドピーツ) TrueCapsule2を購入したのでレビューします、主にSOUNDPEATS SONICとの比較になります。
SOUNDPEATS TrueCapsule2の主なスペック
- QCC3020チップセット搭載
- aptXコーデック対応
- 40時間再生可能(充電ケースと合わせて)
- IPX6防水
- マイク4基搭載
接続が途切れやすい?
PCとBluetooth接続するとPCの近くで聴いている時は何の問題もありませんが、5mぐらい離れると遮蔽物が無くても音が途切れます。
SOUNDPEATS SONICの場合は同じ条件下でも音が途切れないです、どちらもaptXに対応と書いてあるので、そんなに変わらないはずですが、接続の安定性ではSONICの方が優れているようです。
屋内での使用でも途切れるぐらいなので、駅など接続を妨げるものが多い場所ではもっとひどいかもしれないです。
また、何も操作していないのにたまにペアリングが解除される事があります、Amazonのレビューで装着後30分で解除されるという報告がありますが、自分の場合は時間に関係なく起きるので何が原因なのかよくわかりません。
音の遅延・音ズレが気になる
YouTube動画やテレビを見ていると音の遅延がかなり気になります、口が動いた後に遅れて声が聞こえてくるので、衛星中継のような感じになってしまいます。
SONICの低遅延と比べるとかなり差があります、SONICのように遅延を減らすゲームモードもありませんので、動画視聴やゲームをメインに考えている方にはおすすめしません。
デザイン・装着感・遮音性など
デザインは細長い形状で、ブラックとやや光沢のあるシルバーです、特に安っぽくもないですが高級感もないです。
SONICと比べると長いので目立ちます、装着感は良いですが、あまり激しい動きをすると外れます。
遮音性・音漏れは普通ぐらいです、SONICがカナル型でTrueCapsule2はインイヤー型なのでSONICよりはやや悪いです。
カナル型よりもインイヤー型の方が耳への圧迫が少ないように感じます。
充電器のUSBケーブル接続部分が底面についているので、ケーブルを繋いでいる間は充電器を横に倒す必要があります、使用上は何の問題もありませんが、ちょっとだけ気になります。
充電器の高さがSONICと比べると2倍弱ぐらいあるのでややかさばります。
タッチセンサー・装着検出機能
イヤホンのシルバーの部分がタッチセンサー式のスイッチになっています、再生・停止、音量の上げ下げなど頻繁に操作する場合はタッチセンサーはボタンを押し込む必要が無く、耳を圧迫しないので、便利なのですが、誤って操作してしまうデメリットもあります。
装着検出機能はイヤホンを付けているかどうかを判定する機能です、イヤホンを装着するとピンポンという音が必ず鳴り、外すと必ず動画が一時停止します、もう一度つけると動画が再開します。
ペアリング時の音声が大き過ぎ
ペアリングした時に出る「Power ON」、「CONNECTED」という音声が大きすぎて毎回びっくりします、これはPCやスマホで音量を調節しても変化しないようです。
接続を解除したときにも大きな音声が流れるので、接続をオンオフする時は必ず耳から外してます。
TrueCapsule2の音質レビュー
3.5点/5点満点中
同じメーカーという事もありSONICと音の傾向がよく似ています、価格なりの解像度、分解能がありますが、SONICの方がよりクリアで解像度が高いです。
基本フラットで低音がやや強調されています、低音の量はそれほど多くないです、低音はSONICの方がやや刺激的です。
高音域はサ行が刺さることも無く低刺激、 中音域は低音に邪魔される事も無く聞き取りやすいです。
SONIC同様にポップス、クラシックなど何でもそれなりに聴かせてくれる能力がありますが、大きな特徴がないので、特に得意なジャンルもありません。SONICは音ズレが少ないので動画視聴からゲーム、色んなジャンルの音楽を聴いたりと万能なイヤホンであるのに対してTrueCapsule2は音ズレが酷いので、これ一つで全ての用途に使うのは無理があるかと思います。
動画視聴やゲームをやらない人向けか、或いは音楽用途よりもマイクが付いているので、通話用、Zoomなどのweb会議用に向いているのかもしれません。
採点は純粋に音質だけで評価したので、SONICより-0.5点にしましたが、 音ズレや接続の不安定さなどを考慮すると総合評価はSONICよりもっと低いです。